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2008(Wed) 14:47

年に一度くらい、「点検」しろってな

漫画・本

ロイドさんって言うよりもリヴァイアスの昂治じゃね?

アニメ「銀魂」の最新話で、竜宮城の話をやっているとのタレコミを和井さんからいただきました。
七三グラサン親父の亀梨さんをやっているとの事で、和井さんからは「ロイドだよっ」といわれたのですが……私が見た感じでは、あの普通に受け答えしている部分が多いからして、昂治の方に思うんです。
若干ロイドさんっぽい所もあるように聞こえるけど……。

まー、あの人は何をやらせてもキャラ立たせるの上手いけどねw
(キラきゅんに平手打ちされたあの方は不憫で仕方がありませんでしたw)

さて、タイトルですが……本屋で凄いマンガを見つけました。
久々のジャケ買いです。
天顕祭 (New COMICS)天顕祭 (New COMICS)
白井弓子


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どっかで見たことのある絵だなぁという重いと、帯にコメントを寄せている人が「精霊の守り人」シリーズの上橋先生だったんで、ネットのブックマークをあさったら有りました。
「守り人の洞窟」をやっていた方だったんですねー。
上橋先生の単行本の挿絵もされてますよね、この人。

戦争の後、「フカシ」と呼ばれる毒に覆われた時代。足場鳶の若頭、真中はひょんなことから天涯孤独の少女「木島咲」を雇うことになる。1年がたち、順調に仕事を身につけたように見えた彼女に変化がおきる。「天顕祭」に秘められた謎に巻き込まれていく二人の運命は…?!


「和製ナウシカ」という言葉をネットで捜して見つけたのですが、なるほど、その通りです。
(汚染された土壌を竹が何年もかけて吸収し、綺麗な土壌にするという設定とか。フカシは丸で放射能汚染に晒された人のような症状です。これで特殊なマスクつけていればレベル1では何とかなるっていうんだから、ファンタジーでよかったと思いますよ)
世界は、近未来の日本か、異世界の日本か。
世界中が「汚い戦争」の挙句に汚染され、「レベル5~1」に分類される汚染地に怯えながら住んでいる世界です。
 ヤマタノオロチとスサノオノミコト、クシナダ姫伝説を絡めた恋愛ファンタジーと読めば、読めるのですが、その圧倒的な描写力と背後の設定に、「異世界の日本」と考えるよりも、いつか来てしまうのでは無いかと思う「近未来日本」を想像しました。

 神事に潜む重要な秘め事、伝統の重要性と「それはどこから来たのか」。
 発端が暴かれる終盤の展開は、ちょっと震えながら読みました。多分、私がその手の治療を受けているからであって、普通の読者はもうちょっと怖がらないで読めると思う……多分。

 汚染された土壌を浄化した竹というのは、その後燃やされて処分場に埋め立てられるんですが、その埋立地がですね……私の足りない知識から探ってきても「原子炉」か人里離れた場所にあることから、今問題になっている「処分場」にしか見えないんですよ。これで、「地層処分」の処分場だったら……あわわわ(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 どっちにしろ、根底にある設定がい怖過ぎて、夜に読むもんじゃないですな。

天顕祭の「天顕」とは、この世界で信仰されている民俗信仰で、弥勒菩薩よりも比較的頻繁にこの世に降り立ち、汚染された土壌を洗浄してくれるありがたい菩薩様、天顕菩薩の事を言います。
しかし、とび職の人はシャレをかけ「点検」の神様として崇め、安全を守る神様として慕っています。
ところが……これで、タイトルですね。
本当は、逆じゃないのか。物語の最後の最後で主人公が語ります。
「目の前に何も無かった人は……」
昨今の夏の所為かと責任転嫁したくなるような、狂った事件とか聞きますと、背筋が寒くなりますな。


 平成19年度(第11回)文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 奨励賞受賞作品です。

良くぞこの作品を見つけたものだと思う。
つか、ぶつくさ言わずに読め!(笑)



テーマ: 読んだ本。
ジャンル: 本・雑誌

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