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January February March April May June July August September October November December
2009(Tue) 21:02

『鏡の国の冢宰様』miny様に捧ぐ/5周年記念リクエスト

小説

今日はコミケ一日目です。

いやぁ、ヘタリア凄かったなぁ。
人が多いよ。でも、回避した去年の冬ほどじゃないね。
今年の夏は悲惨だったって聞いたから、どんなものかと思ったけど、身動きできたよ。
前に体験したジャンプカオスよりも身動きできたと思う。つか、みんな経験値上げているんじゃね?
今回ヘタリアスペースだったから、外国人の参加者が凄く多くて吃驚。
並んでいるのを結構見たし、グッズ系でニコニコ笑っているのを見て、後で2828してましたww
(久々に、並ぶ場所間違えるとか、混乱した。あんなこと初めてだ……○| ̄|_ )

散財したようで、しなかったのは、今日の占いで「財布からお金が飛びまくるので、決った額を最初に決めておきましょう」といわれたからですね。ピッタリに収まったのは驚いたけどww

ではでは、年内に何とか終わらせたので、早速本題に上がらせていただこうかと。



ページ化に付き削除させていただきました。




minyさん大変長らくお待たせいたしました!
年内に一応上げましたので、どうぞお納めくださいませ。

リクエストが

2:12
3:英雄のいない最終幕が上がるとき が好きなので このお話のエピソード、番外、的なお話
4:流血らぶらぶなし。最後「ぎゃっふん」で〆


との事でしたので、名前だけのキャラを登場させました。どこにいたでしょうか?
あ、もしかして、栖鳳さんと翔鸞をご希望でしたか?すみませーん。こちらで好きにやらして頂きましたー。

ギャッフンで一応纏めました。王の暴走を止めるのは、常に冢宰の仕事なんですねわかります。

この度は、リクエスト有難う御座いました!
お待たせして本当にごめんなさいぃぃ。

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25

January February March April May June July August September October November December
2009(Fri) 22:25

連続更新ふぁいなるー!

小説

はーい。と言う事で、今夜のラストです。流石に頑張ったなぁw
そういえば、何か「蒼穹のファフナー」の新プロジェクトが始まっているらしいですね。
数日前の公式サイトのFLASHが通常と変わっていたという情報が。
もう変えられちゃったみたいですが、実際にウブチンのサイトに行くと怪しげな発言とかあるんですよねー。
ちょっとこれからは、ファフナー関連も要チェックですね!

では、今夜のラスト。先ほど上げたギアスのSSの続編です。


“Lovely Purple eyes”

 年末が差し迫った12月の月末は、何時もの月末とは違って途轍もなく忙しい。
 老いも若きも皆が切羽詰って新年の準備や年末に家族と過ごすため、帰郷を目指す大人たちはせっせと仕事に勤しみ、鬼気迫る勢いだ。
 それも残り一週間を切ると、漸く世間も落ち着くのか年末年始のイベントに騒ぎ出し、浮きだった雰囲気になるのだ。
 たったった、と軽妙な音を立てて廊下を走る少年も、そんな年末のイベント――クリスマスに大晦日のカウントダウン――を楽しみにしていたのだが、今年はそうも言っていられないらしい。
 年老いた祖母の容態が悪いのだ。
 何時も綺麗に撫で付けた髪に、淡い色合いの服を好んで着ている祖母は、ここ数ヶ月殆ど寝巻きのままである。
 それでも常に美しく、品のある優しげな微笑を浮かべているのだが、少年が見舞いから帰った後は、寝込むことも多いと聞いている。
 長年連れ添った夫――少年にとっては生まれる前に亡くなった祖父で、あまり感慨は無いのだが、母の父親だ――とも死別し、ここ数年は“科せられた”義務と背負った責務を一人でこなし、そして娘と孫の成長だけが楽しみであったのだ。
 そんな祖母には、この季節になると世界中から手紙や贈り物がが届く。皇帝として在位されていた時には及ばなくても、祖母の人柄やその権威は揺らがぬもので、一つ一つの贈り物をとても嬉しそうに眺めていた。
 ――せめて、クリスマスだけでも!
 家族皆で祝う聖なる日は、祖母も元気とは言わなくても一緒に過ごして欲しい。
 そう願って、少年は家族が止めるのも聞かず祖母の寝室へと向かったのだ。

 今日はクリスマス。
 世界中の家族が、親戚中で集まり、聖なる一日を楽しく、厳粛に過ごすのだ。
 ――後で、お父様が連れてくるって言ったけど……。
 少年は、何故か胸騒ぎを感じていた。急がなくてはいけないような気がしたのだ。

∥†††∥

 軽くドアを叩く音を立てると、部屋の中から「お入りなさい」という声が聞える。
 そっと窺うように部屋を覗くと、ベッドの上で、祖母が静かに本を読んでいた。
「お婆様?」
 囁くような小さな声で尋ねると、今日は身体の調子がよいのか、彼女はベッドの片隅をぽんぽんと叩き、近くに座るように促した。
「メリー・クリスマス、ディディレ。サンタクロースから、何を頂いたの?」
 老いて尚涼やかな声音で、祖母は少年ディディレ――古き言葉のデジデリウスから由来し、願望、希求、切願、欲求を意味する言葉で、古の王国の国王の名と同じである――を優しく尋ねる。
「チェスの駒です」
 嬉々として見せる為に持ってきたプレゼントを掲げながら答えると、祖母は、はっと息を飲むようにして驚く。
 「毎年それぞれの駒を一組ずつくれるそうです」とサンタさんからの手紙を読み上げ、お気に入りの駒なんですと言って差し出したのは、黒の王《キング》。今では、白の王は「悪逆皇帝」を意味するとして、多くの者が忌避するのだ。
「白の王ではなく、黒の王がお気に入りなのね」
 手にとって駒を見つめる祖母は、とても切なそうな、寂しげなものだった。
 ――どうして、こんなに幸いな日に、こんなに悲しそうな顔をしているんだろう。
 いつの間にか、祖母ははらはらと涙を零してすらいるのだ。
「お婆様!ナナリーお婆様っ!」
 驚いてベッドの上に乗り上げて、祖母ナナリーの顔を覗き込む。
「ねぇ、どこか痛いの?お医者様を呼んできましょうか?あ、お母さんを……」
 慌てて部屋を飛び出していこうとする孫に、彼女は「大丈夫よ」と引き止める。
「大丈夫よ……。ねぇ、ディディレ。如何して『黒の王』が好きなの?」
 ベッドに上がらせ、抱き込むようにした孫の顔を見ながら彼女は問う。
「だって……だって、『黒の王』は『ゼロ』じゃないっ」
 この世界を『悪逆皇帝』から救った英雄だと喜色満面で答えた孫に、ナナリーは静かに「そうね」と答えて微笑む。
 誰が知らなくても、どんな姿をしていても、『白き王』も『黒き王』もイコールで繋がる存在であることには変わらないのだ。ナナリーはそうやって、常に自分を慰めてきた。

 悪逆皇帝が自身の大叔父であることはうすうす気付いているだろうに、ディディレは一族を圧制し、民衆を虐殺したルルーシュの事には出来るだけ触れないようにしていた。彼は「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア」がどういった人物であるのか良く分からないが、偶に悪し様に言う人物評を祖母が聞くと、酷く悲しげな表情をするのだ。
 五十年以上経ち、晩年と少年時代の劇的な変化に関する学術的な研究――感情論で高まった意見をそのままぶつけるのではなく、彼の生い立ち、島流しの様な虐待、利用と暗殺を恐れる少年時代などを研究する――も始まった今では、昔ほどではないが、声高な脅威論は収まりつつある。
 それでも、「フレイヤ」を乱射して圧政した事実は変わらず、『悪逆皇帝』であることが覆ることは無いのだろう。
 ナナリーは、首から提げていたネックレスを外し、ディディレに鍵を一つ手渡す。
「これは何ですか、お婆様」
 キラキラと輝く鍵は、細やかな紋様とナナリーの手の親指の先ほどもある大きな紫水晶が象嵌こまれ、ナナリーの皇帝紋章ともう一つ刻まれている事が分かる。複雑に重なっているので気付かないが、これは――悪逆皇帝と呼ばれた先代ブリタニア皇帝の紋章だ。
「この部屋の奥にある小さな扉を開ける鍵よ。貴方に差上げましょう」
「どうして……?」
「どうしてって、これが私がディディレに用意していたクリスマスプレゼントだからよ」
「お婆様からの、プレゼント……?」
 頷いたナナリーは、孫の手元にあるチェスを受け取ると、取ってくるように促した。
 ひょいっとベッドから降りて、寝室の奥にある小さな扉に近寄る。後を振り返ると、祖母が確りと頷いたのが分かった。
 錠に鍵を差し入れ、回す。かちゃりと余りに軽い音を立てて開くので、常に祖母が身に着けているほど重要なものだったのに、こんなにあっさりと開いて大丈夫なのかと不安になる。
 そっと扉を開いて、中を改めると――そこには、自分が今日貰ったばかりのサンタクロースからのプレゼントよりも重厚でいて、とても高そうなチェスセットが揃っていた。
「お婆様っ!」
 大きな声で驚きと喜びを伝えると、ヨタヨタとセットを抱えてベッド脇の小卓に持っていく。
「凄いです。凄いですっ!こんなにカッコよくて、綺麗なチェスセット、初めて見ました。これを……これを、下さるんですかっ」
 興奮して、頬を染めて尋ねる孫に、ナナリーは優しく撫でながら頷いた。
「今日から、貴方の持ち物よ」
 それは、嘗てナナリーの兄、ルルーシュが愛用した品であり、立派な一財産である。
「大切に使ってね」
 その言葉には、ルルーシュの愛用の品を引き継ぐことを厭わないで欲しいという願いと、自分の所有物《もの》にして欲しいという孫への期待があった。
 神妙にして祖母の言葉を聞いていた少年は、一つだけ頷くと、真っ直ぐに彼女を見つめた。
 こんこんっと軽い咳をし出した祖母を見て、慌てて「お医者さんを呼んでくる」と部屋を飛び出していった。
 余りに慌てていたのか、扉の前に誰かがいる事に気付かず、そのままぶつかってしまう。
「あっ」
 転びそうになったディディレを抱きかかえたのは、歳若い茶髪の青年だった。
「大丈夫かい?」
 優しく尋ねられるも、ディディレは良く見もせず、ごめんなさいと謝って、駆け抜けようとする。
「どうしたんだい」
 もう一人いた黒髪の青年の声にも、なおざりに答える。
「お婆様の具合が悪いのですっ!」
 お医者様を呼んでくるので、そう言って駆け出す少年を、今度は二人とも止めようとはしなかった。
「では、お医者様が来るまで我々が傍に付いていましょう」
「お願いしますっ」
 そうしてディディレは振り返らずに廊下を駆け出す。
 胸元で光る鍵に、二人の青年が目を見張ったことなど気付かずに。

∥†††∥

 そっと扉を開くと、ナナリーはベッドの上で、迎えに来た相手を待っていた。
 ゆっくりと、密やかに歩む姿は生前のままで。記憶にある彼の姿、そのままであった。
「迎えに来たよ、ナナリー」
 そう言ってナナリーの手を握り締め、耳元で囁く。
 抱きしめられた形になったナナリーは、歳甲斐も無く涙を溢れさせながら抱きついた。
「お兄様、お兄様……っ!」
 口から零れるのは「お兄様」という、彼女にとって唯一人の最愛の兄、ルルーシュのことだけ。
「もう、背負わなくていい。お前が苦しむ必要はない。――既に、時代は変わったのだ。次の者たちに任せればよい」
 そう言って、泣き出す妹の頬を拭ってやる。
「ナナリー、お疲れ様。もう大丈夫だよ」
 兄以外の声は、ナナリーにも懐かしい10年ぶりのものだ。
「スザクさん」
「ああ、お先に旅立ってしまって、申し訳ない。これでは『騎士』失格だね」
「そんなことありませんわっ」
 昔ながらの優しい兄の友人として、スザクを真っ直ぐに見つめる。
「これは、夢ですの?」
「何故そう思うのかい、ナナリー」
「だって、二人とも若いままで、私の姿はすっかりおばあちゃんになってしまったもの」
「ふふ、良く自分を見てご覧よ」
 スザクに促され、自分の手を見つめて、ナナリーは驚く。
 あれ程皺の刻まれた手は少女の頃のように瑞々しく張りがあり、顔にだって少しも皺が無い。髪の毛も綺麗な薄茶で、優しくうねっている。
「これは……」
 呆然と兄を見つめるナナリーに、ルルーシュは昔は体力がなくてとても真似出来なかったことを、お姫様抱っこをして、ナナリーを抱きかかえようとしたのだ。
「さぁ、逝こう。『約束』を叶えに来たよ」
 死を告げる使者であると告げた兄と、スザクに、ナナリーは少し待って欲しいと頼む。
 不思議そうにナナリーを見つめる兄を余所に、彼女は小卓の上にあるチェス盤に駒を配置していく。その盤面は、見るものが見ればとても複雑な盤面であることが分かるだろう。
「お兄様が好きだった戦術ですわ」
 そっと兄を見上げると、スザクと二人してクスリと笑った。
「先ほど見た男の子への餞別だね」
「はい。……お兄様に良く似ているでしょう?」
 紫の瞳と黒い艶髪という気品のある顔立ちは、ブリタニア皇室の血を確実に引いている事を窺わせる。
「……俺ほど、頑なでなければよいのだが」
「いいえ、とても頑固ですの」
「それは、将来が心配じゃないのかい」
「何だと、スザク!」
「俺は常識的なことを言ったまでだと思うが、どうだいナナリー」
 二人の軽妙なやりとりに、笑いを堪えきれないナナリーはコロコロと笑う。
 その姿を見て、ほっと溜息をついた二人も一緒に笑う。

「じゃぁ、ナナリー。そろそろ逝こう」

 細いルルーシュの腕にすっぽりと収まったナナリーは、名残惜しげに背後を見遣る。
 すると、ベッドの上で微笑みながら寝静まった自分の姿が見えた。
 ――ああ、これは夢じゃない。死神≪おにいさま≫が迎えに来たんだ。
 今更ながらはっきりと自覚したナナリーは、一層強く兄にしがみ付いた。
 先導するスザクの前に、光り輝く大きな扉がある。
 重厚で中々開かないように思われたが、扉はずずっと重い音を立てながらも確実に開かれていく。
 扉の向こうには、ナナリーが見たことの無い、いやどこかで出会った事のある緑色の髪をした女性が待っていた。
「ナナリー・ランペルージ、ここは死者の慰めの世界。一時の幸せ、束の間の休息を味わう世界だ」
 緑色の髪――C.C.がナナリーに告げる。
 そして、その隣には、ナナリーの夫となった男が待っていた。
「……っ!」
 息を飲み込むナナリーを送り出すと、三人は口を揃えた。

「「「“Cの世界”へようこそ」」」

 現世で帝国の終焉を見事に成し遂げ、現在の平安と安定を築き上げた女性は、今家族に迎えられ、魔王と魔女と白騎士に迎えられ、全てを完了させたのである。
 黄昏の世界に、現世の苦行は無い。
 細い両足に足かせをつけたような生活を送っていたナナリーは、幼い頃以来、久しぶりに駆け出し、夫の胸へと飛び込んだのだ。

∥†††∥

 ディディレが医者を連れてくると、祖母は静かに眠っているようだった。
「お婆様……大丈夫?」
 そっと覗き込むと、彼女は夢見るような表情で、頬が上気した健康そうな顔で眠っている。
「もう……眠ってしまった?」
 もう一度確認するも、彼女の反応がない。
 はっと事実に気付き、手を握ってみても、反応が無い。
「先生!先生っ!!」
 声を上げて医者を呼ぶも、死亡が確認されるだけ。
 悲鳴と溜息が溢れる周囲で、ディディレだけが理解できないでいた。

 ――お婆様は、先ほどまで元気でいらしたのに。

 確かに、咳き込むことはあったが、それほどでもなかったはずだ。
 ――あ、あの時変なヤツがっ!
 漸くあの二人の男がこの場にいないことに気付いた彼は、父や母、親戚に訴えるも、皆に否定されてしまう。
 ――どうして!だって、あの二人はっ。
 良く分からないまま、視線を部屋中にさ迷わせると、ある一点に目が止まる。
 祖母から貰ったクリスマスプレゼント――もう遺品になってしまった――であるチェス盤に、駒が展開されていた。
 驚いてみると、どういう闘いがあったのか、白い駒が苦境に立たされているのが見て取れた。
 周囲の大人たちも気付いたのだろう。口々に、そのチェス盤の見事さや、駒の細工の細かさを言い募り、そして盤の上で繰り広げられていた途中の戦いの解読を熱心に試みる。
 これはどうしたのかと尋ねられ、貰った鍵と共に見せるとさらに大人たちの混乱は極まった。

「ディディレ、このチェス盤がどういった謂われがあるか、聞いているの」

 一族を代表して、既に代理当主となっていた母が尋ねる。
 ぎゅっと鍵を握り締めたディディレは、確りと母を見て頷く。
「勿論です」
 祖母ナナリーの紋章と共に密かに刻まれた彼女の兄の紋章を見れば、これが誰が愛用していたものだかは一目瞭然だ。
 悪名高い人物で、色々と謂れがあるのは勿論だが、今では彼の遺品が凄まじい値段で取引されているのも事実だ。何時の時代でも独裁者に憧れるコレクターなり特異な人物はいるもので、それがルルーシュ・ヴィ・ブリタニアでも変わらないのだろう。
「これは、僕が祖母から受け継いだ品です」
 はっきりと、きっぱりと言い切った息子に、母は真剣に見つめ返す。
 その瞳に、迷いが無いことを悟ると、彼女は仕方が無さそうに溜息を付いた。
 そして――。
「では、これを」
 そう言って、眠る祖母の指から当主の指輪を抜き取り、まだ少年といって差し支えない歳のディディレの左手の親指に嵌めた。
「正式に母から一族を継いだのは、お前です。苦難の道になろうとも、確りと勤めを果たしなさい」
 そうして、そっとおなかに手をやると、
「お兄ちゃん、確りね」
 そのおなかに彼の弟か妹になる子がいる事を告げた。

 家族で祝う聖なる夜。その日に古き者の死と、新たな生命の息吹が同時に成立した。
 新たな時代を歩む、紫水晶の少年は、大叔父とは違う人生を歩んで欲しいと、誰もが願うのだった。

 そして、新たな時代が始まる。

《and that's all...?》

This fanfiction is written by Ryoku.


はい、今夜のラストです。後で修正してページ化しなおしますが…。
一応、これもルルーシュ死亡説を採用。どうして少年と魔王がぶつかり合えるのかと言うと、逢魔ヶ時の特別なことだと思ってください。まぁ、死亡説でなくても良いけどねーw
我が家の設定の緩みに笑ってください。
コードギアスの新情報が登場して、めちゃくちゃ楽しみなので、テンション上がって書き上げました。
今度は次世代?ギアスの謎を解いてくれるとよいなぁ。

オリキャラの少年は、ルルーシュにそっくりで、名前も音を重ねる名前を探してきました。
そうしたら、バルバロイの最後の王様と同じだったらしく(フランス名を採用しました)、驚きました。

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January February March April May June July August September October November December
2009(Fri) 21:17

連続更新第二だーん。

小説

久々の十二国記SS。
実は、景麒と陽子のほのぼのすら、久しぶりだったりする。


『白雪を供に』

 一面の銀世界に、子供の様にはしゃいでいるのは、蘭桂ではない。
 白い世界で靡かせた赫い髪は、眩しい白い雪の中ではっきりと彩っていた。
「何をしておいでなのです!主上っ!」
 珍しく声を荒げて言い募ったのは、景麒だ。
 白すぎる頬も、この寒空の銀世界では微かな赤みが差している。
「へぇ、お前も生き物なんだな。流石に頬が赤いな」
 そう言って冷えた手を景麒の頬に添えると、仄かな赤みが一気に熟れた果実の様に赤く色付いた。
「あれぇ」
 素っ頓狂な声を上げて劇的な景麒の変化に笑うと、陽子はにこにこと笑って、今度は景麒を抱きしめた。
「お前、暖かいなぁ」
 ぬくぬくと完全防備をして主を探しに来た景麒は、確かにすっかりと息が上がるほど身体が火照っている。
 それは、陽子を探しに来たことも理由であるが、大好きな主上に抱きしめられている事が理由の大半を占めるだろう。
「……このような薄い姿では、仙でも風邪を召されます」
 ぼそっと言った景麒に、陽子は軽く「そうだな」と返す。
 じっと抱きしめられたままでは悪いと思ったのか、沢山の綿が詰った外套を広げて、すっぽりと陽子を覆ってしまう。
「け、景麒っ!?」
 何時に無く、気の利いた行動を取った麒麟に驚いて陽子が声を上げると、先ほども真っ赤だと思った顔から蒸気が出んばかりの様子で、ぼそぼそと呟いた。
「こ、これなら、お寒くないでしょう?」
 本当なら、使令の芥瑚に風除けになって貰えば一番なのだが、そこはそれ、麒麟の意地である。
 少しでも主の役に立ちたい。主を独り占めしたいという気持ちが、使令の立ち入りを拒んだのだろう。
 五分か十分か、景麒には一刻にも感じたその時間は、あっという間に過ぎた。

 そっと湯たんぽ代わりになった景麒の外套から抜け出した陽子は、ふわりと笑って半身を見上げた。
「そろそろ、皆が心配するかな」
「いえ……たまには、こういうことも必要かと存じます」
 そう言って、手を差し出す。
 今度は供に連れてって欲しいと、珍しく景麒からのお願いだった。
 軽く目を見張った陽子は、一つ頷くと、確りと景麒の手を握り返す。

「デートだよ」
「『でぇと』、ですか?」
「そうそう、こういうのは、デートって言うんだ。王と麒麟が親睦を交すくらい、問題ないな」
「……王との特別な親睦の事を『でぇと』と言うのですか?」
「違う、チガウ!……まあ、若い……とは限らないな。男女……とも限らないな。うーん……ああ、特別な感情を持つ者同士が、ゆっくりと親睦を交し合う行為、とでも言うのかな」
「と、とと特別な感情と言うのは」
「恋愛感情とは限らないから安心しろ」
 そういわれて、ちょっと残念な気がしたのはどうしてだろうか。
 景麒は良く分からない自分の心に混乱した。
 だが、主上にとって、自分はそれでも『特別』であるのだとはっきり聞けて、嬉しかった。

 全く持って、麒麟に向かって「犬の様な」という表現は失礼であろうが、デートに誘われた景麒には、当に尻尾が見え隠れする犬の様に上機嫌であった。
 約一時間後に正殿に戻ってきた時、普段は陽子ばかり怒りをぶつける冢宰以下六官の長たちは、景麒にも「いい加減にしてくれ」と嘆かれた。
 しかし、珍しく笑みすら浮かべている景麒を前に、勢いも落ちていくのである。

「今日は、蓬莱や崑崙の彼方にある国々では『クリスマス』と言って、家族で凄く大切な日なんだよ」

 そう言って、昔にこの日のお祭り騒ぎの由来を伝えたのは陽子だ。
「ここに来て、一番の家族と言ったら、お前のことだから、少し二人だけで過ごしてみるのも良いだろう」
 ささやかな銀世界を堪能した折に伝えた陽子の心遣いに、景麒は心から感謝と尊敬を抱いた。
 夜の賑やかなお祭も楽しみだが、少し主の特別になれたことに、景麒はとても嬉しく思った。

≪了≫
This fanfiction is written by Ryoku.


陽子さんと景麒さんの親睦です。
だれが何と言うと親睦レベルです。じゃないと、景麒さんは鼻血ブーで死んでしまいますものww
つか、家族愛だろうなぁ。
デートという言葉に惑わされ、他の人にも言っていたことをしってギャッフン……という展開は、否定しないでもないwww
タイトルは、「一緒に白雪を楽しもう!」って感じで。

宜しければ、感想をくださいな!

あと、ラスト一つぅぅぅ!

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January February March April May June July August September October November December
2009(Fri) 18:00

クリスマスだし頑張ってみようよ企画。

小説

メリークリスマス!
でも、私は苦しみます!!(挨拶)


今日はクリスマスですな。
昨日はイブですがお仕事で死にそうで、折角の楽しいネタを拾ってきたのに(アニメ化が決定された「殿といっしょ」の上杉謙信の声優がGACKT様に決定)、記事を書けずじまいです。今貼るけど。≫これ
つか、家族でおいしいご飯食べながら、最早我が家では珍獣並みに寄り付かない兄貴が帰ってきたので、兄貴と会話していただけで日付が変わっちゃっただけなんですけどねーwww

今日はお休みをいただけたので、キタユメ。さんに張り付いて、クリスマスサドンデス更新を楽しんでますよー。
つか、ずっとネットにかじりついてたので、パソコン前にいたからこんなことしてみる。

耐久SS上げ。

多分、出来ても3つが限度だと思うんですが、やってみます。
今から一本この記事にも載せますねー。

頑張っちゃうよーりょくさんはー!



『終わりが来てくれた、 やっと終わる。
   やっと新しい朝を迎えられる。』


「ようこそ、“Cの世界”へ」
 傲慢さが良く似合う、50年前に別れて以来全く変わらぬ容姿の青年が、自分の目の前で手を差し伸べていた。
「まだ来る気は無かったんだけどね」
 皺枯れた声で紡がれる音を想像していたのに反し、彼が発した声音は若々しい青年のもの。そう、目の前にいる男と同じ年頃のものであるのに気付いた。
 軽く目を見張って驚くも、それはあの“Cの世界”。何が起こっても可笑しいことは無く、きっとこれもこの世界特有の技か魔法なのだろうと検討つけた。
 ぐるりと辺りを見渡すと、永遠を司る黄昏の牢獄は、彼を中心として左右に配置された無数の額縁の所為で、壮大な画廊に見える。
 一つ一つの額縁には、彼――枢木スザクの幼少時代に青年とその妹と共に過ごした姿や、敵対した青年時代、そして、彼が唯一人愛した女性とのささやかなやり取りに、嘗て親友であり仇となった戦友を自らの手で刺し殺すシーンまでもが、その一生が映し出されていた。
「なかなか、波乱万丈だな」
「お前ほどでは無いと思うが」
「そうか……?戯曲の一つでも作れるのではないか?」
 二人の会話に割って入った女性は、C.C.。『魔女』と揶揄され、畏怖される女性だ。
 諸悪の根源でもあり、彼女がいなければどうにもならなかったのは事実だ。
 C.C.の言葉に軽く肩を竦めて言葉を受け流す。彼女は面白ければそれで良いのか、よくこうやって人間で遊ぶのだ。
「さて、スザク。お前には申し訳ないが、現実を認識して欲しい」
 突然の青年の言葉に、スザクは眉根を細める。
「お前は、ここに来るのに、実は十年程時間が経過しているんだ」
「っはぁ!?何を言っているんだい、ルルーシュっ!」
 素っ頓狂な声を上げて青年――ルルーシュに詰め寄る。密着せんと言わんばかりの近い所まで顔を寄らせて詰め寄る姿に、ルルーシュは冷静に指摘してやる。
「どうやら、お前はあっさりと成仏したかったようでな。こちらに来ないまま、それぞれの苦界を乗り越え、本来人の魂が行くべき所へ向かっていたようだが……今頃になってこちらに自由に出入りするほうを選んだようだ」
「今頃って……現実世界では、今は何年なんだよ」
「新暦62年。ざっと見て、10年は、お前はこちらに寄りつかなかったようだな」
 C.C.の薄笑いの言葉に、スザクは黙り込む。

「何で、俺はそのまま成仏しなかったんだろうな」
「さぁな。俺たちは、それはそれで良いと思ったんだがな。――誓って言うが、俺たちは、お前をこちらに引きずり込んだりはしていないぞ。死にたがり屋で、自分を罰してもらう事を欲したお前が、漸く自分を許し、成仏するのは悪い事ではないと思うのだが……しなかった理由なら、俺がお前に問いただしたい気分だ」
 ――全く持ってその通り。ルルーシュには理解できないだろう。折角の成仏する機会を、逸してしまうなんて。俺にだって分からないんだから。
 物思いにふけっていると、ふと気になることがあった。
「なぁ、ルルーシュ。俺が死んでから10年は経っているとしたら、現実世界では何が起こっているんだ?」
 漸く重要な質問を思い出したとスザクがルルーシュに問いかけると、スザクは初めてルルーシュが寂しげな表情を浮かべている事に気付いた。
「ナナリーの寿命が尽きる」
 あっさりと、現実を突きつけたのは、やはりC.C.であった。
 その頑なまでの冷静さと余り崩れぬ表情は、死神と言っても間違いではない。事実、自分の妹の死を前にして、哀しみを堪えられずに表情に載せてしまうルルーシュとは真逆だ。
 しかし、共に過ごした時間は短いが、スザクはC.C.という女性を、ルルーシュの次に理解しているという自負がある。
 その淡々とした物言いの中に、ナナリーが62年前に近しい肉親を全て失った現況である自身に、深い負い目があることを見抜いていた。

「俺は、あの子に約束した、ナナリーに。『必ず、兄である俺が、お前を迎えに逝く』と」

 それは、魔王ルルーシュが自らにかけた約束《ギアス》であり、契約《ギアス》。
 神聖不可侵の絶対であった。

「ナナリーを向かえに逝く。――お前も、来い」

 きっぱりとスザクに言い切ったルルーシュは、傲慢で、尊大で。そして彼の皇帝であった。彼が最後に膝を屈した男であった。
 「約束を守りに行く」と実妹にとっては死神に等しいことを成しに行くルルーシュの重荷を、少しでも担いでやりたいという思いが、魂の奥深い所にあったのかもしれない。
 十年も苦界をさ迷っていたのは、最早己が「被虐《マゾ》趣味でもあったんじゃないか」と想像する。
 先ほど「死にたがり屋」とスザクを称したのは、間違いではない。幼い時に犯した罪を、誰かに罰して欲しかったのだ。死してなお死に切れなかったことには笑いが込み上げるが、苦界をさ迷ったのは、明確な罰の証が欲しかったのだろう。
 それでも――それでもなお、戦友であり盟友の重要な局面には、共に立ち会いたいという思いがあるのだから、困ったものだ。最早これは理屈ではないのだろう。

「ああ、共に」

 短く答えたスザクに、ルルーシュとC.C.は薄く笑って一つの額縁を指差す。
 それは、ルルーシュの最愛の妹の人生を映し出す鏡。
 彼女の現在《いま》を映し出すものだ。
 額縁の中の彼女は、年老い、美しかった薄茶の髪の毛は白くなり、艶もコシ無くなっている。手は皺が刻まれ年月を想像させる。
 だが、それでも彼女は美しかった。
 最期の臨終の間際であろうとも、彼女の誇りは一ミリも失われること無く、背負った重荷以上の人々の期待と希望になり、世界中にその名声は今も尚、より一層謳われるのだ。
 そんなナナリーの死の引導を、永遠の命を持つ兄が渡しに行く。
 彼女は決して、この“Cの世界”に長く止まりはしないだろう。
 新たな朝を迎える為に、終焉すら両の瞳で見据えて、受け構える。

「いくぞ」

 ルルーシュの発した短くも小さな声音は、はっきりとスザクの胸に響いた。

《end》

This fanfiction is written by Ryoku.


お題を流用しましたー。ルルーシュ死亡設定ですね。
殆ど不死者設定と変わらないんですよねー。Cの世界で魔王陛下やってますし、時と場合、つか死亡時には現世と行き来できるような気も…www
クリスマスだし、やっぱりコードギアスでしょう!
新しい情報も入りましたし、私のギアス熱はまだまだ冷えないわよーーー!

続き……うん、頑張る。
次は何にしようかなぁ。


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2009(Fri) 21:44

『麒麟さん相談室』(その弐)丈田様に捧ぐ/5周年記念リクエスト

小説

いよっしゃぁあ!29日休みゲットぉぉぉ!

29日30日と連休です。
コミケ本命の日いける!やった!

三が日に休みは一日しか無く、仕事入れることになったんですけどねー。うわーん。

>web拍手れす
>丈田さん
お待たせして申し訳ないっす。
新キャラ良いですか?陽子さんに対抗する二つ名をつけようと思って、「闇夜」を思い出し(因みに景麒さんには『囁く耀月《てるつき》』って考えてますw)てあーいうことになりましたー。あはー。今夜も宜しくです。

>11日9:54の方
感想有難う御座います。
期待に答えられるようだと良いのですが…↓にあるので、どうぞ!




ページ化に伴い削除いたしました

This fanfiction is written by Ryoku.



というわけで、二日にわたって続けましたSSです。
丈田さん、どうかお納めくださいませ。

なんか、最後陽子さんがいいところを持ってっちゃったり、オリキャラの説明とかいれちゃったんで、ばっさり掻っ捌こうかと思ったんですが、編集はご自由になさってください。えへ。

この度は、リクエストを有難う御座いました。
長いことお待たせして申し訳ありませんでした!

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